【映画】Se7en:感想

  • 2015/06/28 00:04
  • Category: 映画
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映画「Se7en」の感想になります。ネタバレありです。
この映画は結末が大切なため、未見の方は特にご注意ください。
※タイトルは変換ミスとかではないですw

■ あらすじ
退職まであと7日と迫ったベテラン刑事サマセット。
彼は新人刑事ミルズと共に殺人現場に向かった。
被害者はかなりの肥満の男で、殺されたときには食物を無理やり大量摂取させられ、
その状態で腹部を強打されたことで内臓が破裂していた。
そして彼の死体に近くには「暴食」という文字が書かれていた。
この事件をきっかけにキリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした連続猟奇殺人事件が
始まる。

■感想
後味が悪いことで有名な本作。
一番最初にも書きましたが、先に結末を知ってしまうと映画の面白さが
損なわれるので気を付けてください。

事件の内容として「七つの大罪」をモチーフにしているというのは面白いですね。
ただ、この映画で起こっている「七つの大罪」をモチーフにした映画は
あくまで導入部分で、必ずしも殺人の被害者として裁かなければいけない訳ではない。
犯人が許せないと思っているのは「他人への無関心」な社会。
この街では自分たちの身を守りたいと思うならば、他人がどうなろうとも
"無関心"でいることが一番良いと言われている。
しかし犯人はそんな社会に嫌気がさし、無関心でいる一般市民たちにも自分たちの罪をしっかり見つめさせて、
贖罪をするべきと考えている。
そこで「七つの大罪」をモチーフとした分かりやすい事件を起こして、皆の意識を変えようとしている。

一方サマセットは刑事として人間の汚い部分を長年見てきたこと、
また犯人同様に他人への無関心な社会に嫌気がさし、刑事としての能力は優秀ながらも
どこか諦めていて、退職後は人里離れたところで静かに暮らしたいと考えている。
サマセットは静観、犯人は犯罪とやり方に違いはあれども、
無関心を良しとする社会を嫌っているという点では2人の考えは近い。

そんな中、新人刑事ミルズは感情的になりやすいという未熟な面を残しつつも、
犯罪を憎み、社会を良くしようと燃えている。
サマセットと協力して犯人を必死に追うものの「暴食・強欲・怠惰・色欲・傲慢」と
次々と事件は起こってしまう。
事件の数が多く、2時間という決して長いとは言えない尺の中で、
分かりやすく事件を描いているので話も追いやすい。

残すは「嫉妬」と「憤怒」のみ。
サマセットはミルズの情熱とミルズの妻に影響されて、退職を少し遅らせて犯人を
捕まえたいと決意する。

そこに犯人の男が自首をしてきて、2人に残る2つの死体の場所を案内すると取引を持ちかけてくる。
さぁ、ここからどんな展開が待っているのかとワクワクが止まらなくなる訳ですが…

犯人とサマセット、ミルズが指定された荒野でしばらく待っていると、宅配便がミルズ宛に届く。
サマセットが迷いながら箱を開けてみると…ミルズの妻の生首が入っていた。
犯人はミルズに箱の中身を教えて、自分はミルズのような一般的な幸せな家庭を
羨望していたと明かします。(つまり犯人自身が「嫉妬」)
そして妻が殺されたことを知って「憤怒」したミルズに殺されることで目的は達成すると
悟ったサマセットは2人を止めますが…ミルズは犯人を撃ち殺してしまう。
ここのね、ミルズの表情は凄いです。
妻を殺害されたことが許せないという気持ちと、犯人の思惑を阻止したいという
葛藤が顔に出ていて…そして二度と見ることが出来なくなった妻の笑顔を思い出したことで、
全ての気持ちが吹っ切れてしまった顔。

サマセットも表向きはやめろと言っていますが、最終的な判断はミルズに
任せているのが、何とも言えない。
多分本気で止めようと思っていたら、もっと強硬手段に出ているはず。
けれども、彼はミルズという社会に希望を持っていて、自分を変えてくれた男がどういう
判断を下すのか見届けているように見える。

事件は犯人が死亡という形で終結。
ミルズは廃人のような顔でそのまま連行されていく。

ここで映画は終わるのですが…感想としてはそこまで後味が悪かったか?と
聞かれるとそうでもないと思いました。
勿論結末としてはハッピーエンドとは言い難い終わり方なんですけどね。
何でだろうな…
多分、映画のラストでサマセットが「アーネスト・ヘミングウェイはかつて書いた。
『世界は素晴らしい。戦う価値がある』と。後半には賛成だ。」と言って締めくくります。
これってつまり「この世界はどうしようもないが、それでも戦う価値がある」と
言っているんですよね?
世間に嫌気が差して隠居すると言っていたサマセットを奮い立たせた。
ミルズが言っていたように2ヵ月経ったら、世間の人々はこの事件のことを忘れてしまうかもしれない。
けれどもサマセットやこの事件に関わった警察関係者は忘れることはない。
彼らが戦い続けてくれれば、少しずつでも世の中は変わり出す可能性はあると
希望を残しています。

そう考えるとただ、嫌な気持ちになって終わるエンディングということでも
無いかなと思いました。
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