【映画】イミテーションゲーム:感想

  • 2015/05/07 00:18
  • Category: 映画
4月はゲームを買い漁っていた為、映画はあまり観れなかったなぁ。
そろそろ観たい映画も溜まってきたので、映画館に行きたいところです。

「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」の感想となります。
ネタバレありの為、ご注意ください。

■ あらすじ
第二次世界大戦の時にドイツ軍で使用された
解読不可能と言われた暗号<エニグマ>の解読に挑んだ
天才数学者アラン・チューリングの人生を描いた作品。

■感想
第二次世界大戦時、ドイツ軍で使用されていた暗号システムを
解読した天才数学者アラン・チューリング。
彼がいなければ戦争はもっと長引き、何千万という人の命が犠牲になっていただろうと
言われています。
それだけの偉業を成し遂げたにもかからず、彼の功績は50年間隠され続けてきた。
一体なぜ?彼がどんな人生を送ったのか?などが描かれている作品です。

まずこの映画では3つの時間軸を使って彼の人生に迫ります。
1つ目は1951年、数学者アラン・チューリングの家に
泥棒が入り、2人の警官が捜査に来るもののアランが非協力的な態度をとり
何か重要なことを隠しているのでは…?と怪しまれるシーン。

2つ目はチューリングの幼少期の話。
チューリングは頭が良いが、周りの空気が読めず協調性に欠ける性格だった為、
学校でもいじめられていた。
友人と呼べる人物は"クリストファー"ただ一人だった。
クリストファーの影響を受けて、暗号の世界を知りのめり込んで行く。
チューリングはクリストファーに恋心を抱いており、彼に告白をしようと決心をするが
クリストファーは結核を患っており、そのまま帰らぬ人となる。

3つ目は1939年、イギリスがドイツに宣戦布告を行った時代。
ここが映画のメインの話になります。
イギリスは戦争に勝つためにナチスの暗号機エニグマの解読を行い、
正確な情報が手に入れる為、エニグマ解読チームを結成する。
その中にチューリングの姿もあった。

エニグマは難解な暗号システムで、さらにドイツ軍の手によって
毎日暗号が変わるため、解読が不可能と言われていた。
チューリングは複雑な暗号エニグマに対抗できるのは、人ではなく
機械の力が必要だと判断して、暗号解読装置の設計に取り掛かっていた。
今だとPCやらプログラムを使って解読するのが一般的ですが
この当時の機械にそういった処理を行う機能はなく、全て人の手(頭?)で
行なわれていた為、いかにチューリングの考えが突拍子もないものだったか。

この時、チューリングが作った装置が現代社会には欠かせないコンピューターを
先取りしたもので、アルゴリズムの概念を最初に定式化したものだそうです。

最初はチューリングの性格が災いをして、チームメイトとも確執があったが
婚約者のジョーン・クラークに諭され、仲間と協力するようになり
チューリングの装置は完成する。
彼はその装置に「クリストファー」と名付け、様々な困難を乗り越えて
遂にはエニグマの解読に成功する。

エニグマ解読後、彼は通信で手に入れた情報を元に戦争を操る…と書くと
カッコよく聞こえますが、実際にはドイツ軍にエニグマを解読したことを
バレてしまわないように立ち回らないといけない。
全ての情報に上手く対処してしまうと、ドイツ軍が感づいてしまうので
襲撃を受けると分かっていても、仲間を見殺しにしなければならない場面も出てくる。
助けようと思えば助けられるが、もしエニグマを解読したことがバレてしまったら
今以上の犠牲が出る結果になる…頭では理解できても、
相当厳しい判断を行わないといけないので、きつかったでしょうね…。

終戦後、この戦争は勝利を収めることが出来て平和になったが、
いつまた戦争が起こるか分からない。
その時にイギリスがエニグマを解読する技術を持っていたと知られてしまうのは
不味いということで、エニグマ解読に関わった仕事の内容を全て破棄させ、
口外すること、再び仲間たちと会うことを禁じた。
(このときチューリングは自分が同性愛者だというのをジョーンに明かしており、
2人は既に破局していた)

話は再び1950年代に戻り、ジョーンがチューリングに会いに行くと
同性と淫らな行為をしたということで、化学的去勢を受けさせられて心身ともに衰えていた。
この当時、イギリスでは同性愛は犯罪だったそうです。
1954年、チューリングは自殺をして、生涯を終える。

これだけの才能を持ち、業績を残したにも関わらず、
全て隠され世間から見ればただの同性愛者という犯罪者。
非難され孤独な人生を歩み続けてきた。
映画のラストはとても哀しい終わり方をします。
これ実話なんですよねぇ…。

ただ、彼の性格を考えると世間に認められたいというよりも
自分で作っている機械に、かつて愛したクリストファーを重ねて蘇らせることに
成功したことの方が重要だった気もする。

彼の死後、当時のチューリングの扱いが不当なものだったとイギリスも認めて
謝罪を行ったそうです。
死後に言われても…とは思いますが、同じような悲劇が行らないようにと考えると良かったのかな。
彼の人生が不幸なものだったかは本人にしか分かりませんが、
ジョーンが彼に言っていた言葉が少しでも届いていて、救われていると良いなと思います。

この映画を観るまで、アラン・チューリングという人物のことは知りませんでしたが
当時のことや第二次世界大戦、チューリングの人生を知る上では分かりやすく、良い映画です。
ただ、娯楽的楽しさはあまりないので、映画に派手さなどを求めている人は
寝てしまう可能性があるので要注意です。
(映画館で実際に何度かいびきも聞こえてましたw)
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