【映画】そして父になる:感想

  • 2013/11/06 00:11
  • Category: 映画
そして父になる DVDスペシャル・エディション
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映画「そして父になる」を観てきました。
感想になりますがこの映画を好きな人は読まない方が良いかと…。
ネタバレありの為、要注意です。


■ あらすじ
野々宮家には6歳になる一人息子慶多がおり、幸せな日々を送っていた。
ある日、慶多を出産した病院から呼び出され、出生時に子供の取り違えが起きていて
本当の息子は斎木家の琉晴だと判明する。
病院からは子供の幸せを考えて、取り換えを行うよう勧められるが…。


■感想
この映画のテーマは2つあり、1つ目は「もし同じようなことが起こったら、あなたはどうしますか?」と
いう問いかけ、2つ目は福山雅治が演じる野々宮良多は仕事人間で、あまり家庭をかえりみる人間では
ないので、「父親」としてどう成長するのかだと思います。
が、正直どっちも半端なんだよなぁ。

まず1つ目「もし~」の部分ですが、そもそも2つの家族が両極端すぎて現実味がないです。
野々宮家はエリートでお金持ち、上品な家庭だけど家族の交流が薄い。
片や斎木家は貧乏で、少し品性に欠けるが、愛情深い。
家族の方針としてはそれぞれ差があって良いですが、ここまで2つの家庭に極端に差がつけてしまうと
子供を取り替えても受け入れることが難しいだろう…と映画の序盤からずっと考えてました。
双方の家族に差を出すにせよ、もう少し一般的な家庭じゃないと感情移入も観客を悩ませると
いうのも無いと思うんですが…。

あと母親も子供も意外と反応が薄いのが気になりました。
いきなり両親と引き離されたりしたら
子供も泣いたり、怒ったりするもんじゃないのかな?
母親もお腹を痛めて生んだ子供と6年間育てた子でもっと葛藤があると思う。
特に野々宮家の方は次の子は産めないって言っているし。
それでも取り替えた方が我が子の幸せに繋がるとかで苦渋の選択っていうのなら感動できるけど、
ちょっとしょんぼりしたくらいで…。
「家族」をテーマにしているのだから、やっぱり母と子もの苦悩もしっかり描いて欲しかったな。

この映画の中だと最初に答えがあって、そこに向かうために話が淡々と進んで行くという
印象を受けるので、観客に対して「あなたならどうしますか?」というのがないように感じました。


2つ目の良多が父親になっていく過程ですが、映画終盤でいきなり子供と向かい合うように
なったように観えたのは置いといて、仕事人間ってそんなにダメですかね。
父親は家族を養うために働いているのであって、その中で責任もあります。
だから「仕事」に対して一生懸命な人に対して父親の責務を果たしていない!みたいなのは
納得がいきませんでした。
良多の場合は仕事に比重を置きすぎて、家族のコミュニケーションが弱いというのは
分かりますが、子供のことを考えていない訳ではないし、一緒にいられるときは遊んでいる。
それなのに仕事ばかりしているのはダメだと片付けるにはいささか暴力的なのでは…?

斎木家の方は仕事はそこそこ、でも愛情たっぷりって良い風に描かれてますが
子供が沢山いるけど貧乏で、これからの学費とか大丈夫?とか思うわけです。
(やっぱりこれも設定が良くない気が…)

良多の言動はダメな点がありますが、今後長い目で見たらそこまでヒドイ父親でもないような。
あれ?父親として成長していくって何だろう…。

映画の最後で子供を交換してみて、やっぱり元に戻そうよっていうシーンも親のエゴを感じました。
観てモヤモヤすると言いますか、一方的な意見を固めた映画だなぁというのが正直な感想です。

実際に起こった事件を元に描いている映画なので、原作の方との相違も見てみたいです。
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