【映画】しわ:感想

  • 2013/07/27 00:02
  • Category: 映画
しわ [DVD]
しわ [DVD]
posted with amazlet at 14.01.26
スタジオジブリ (2013-11-06)
売り上げランキング: 11,592

映画「しわ」の感想になります。
ネタバレありの為、要注意です。

■ あらすじ
元銀行員のエミリオは老いて認知症の兆しがみられるようになる。
家族だけで面倒がみるのが難しくなり、養護老人施設に入ることに。
最初は戸惑いつつも、何とか施設の暮らしにも慣れてきた矢先で
アルツハイマー症のモデストと同じ薬が処方されていることに気が付き、
自分もアルツハイマー症だと知ってしまう…。


■感想
認知症や養護老人施設をテーマにしているので、ハッピーエンドとは
ならない映画ですが、歳を取るということについて考えさせられる内容でした。

映画は銀行に融資の相談に来ている夫婦のシーンから始まるのかと
思いきや、本当はただの食事中でエミリオのボケていると
分かる衝撃的なシーンから始まります。
エミリオは何も分からない訳ではなく、少し記憶の歯車が
狂ってまっているだけで、息子夫婦が自分のことで喧嘩をしているのは
しっかり理解していて、とても悲しそうな顔をしているのが観ていて辛い…。

エミリオは養護施設に入れられ、お金にうるさい同室のミゲルや
バターや紅茶をせっせと集めるアントニア、アルツハイマー症のモデスト、
モデストの世話を焼く妻のドローレスらと仲良くなります。

彼らの会話の中でミゲルが言っていた
「歳をとると、ここ(養護施設)に入れらて、世間と隔離される。
最初は家族も会いに来てくれるが、段々と来なくなり、家族や世間から
忘れられていき、いずれは"社会の日常”から消える。
ここに入ったら自分をだまし続けるか、もしくは現実と向き合うか決めることになる」と
いうような話をします。
長年、家族や社会の為に働いてきて、最後はこのような扱いをされる。
決して家族や世間が悪いというわけではなく、彼らには彼らの日常があり、
老人施設にいる人々の生活と合っていないだけなのですが、重い問題だなぁと。
(セリフはうろ覚えなので間違えていると思いますが、だいたいそんな意味のセリフだったと)

エミリオはアルツハイマー症が進み、意思の疎通も困難になり
別の病室に移されます。
作中で何度かエミリオの持ち物がなくなり、同室のミゲルを疑うシーンがありますが、
なくなっていた物は全てエミリオのベッドの下から出てきます。
それに気が付いたミゲルは現実と向き合い、同じ病棟の人たちの問題を解決した後に
エミリオのいる病室に移って、エミリオの世話をします。
ミゲルの問いかけに微笑むエミリオ…人生の最後で最高の友達が出来たっていうのを
分かっていて、喜んでくれていると良いなぁと思える終わり方でした。

歳を取ると誰にでも起こりうる問題の為、現実とどう向き合っていくか
何をするべきなのか、正しい答えはないけれど考えて行かなければならないことですね。
そんな風に考えることが出来る映画でした。

関連記事
スポンサーサイト

Pagination

Utility

プロフィール

zin

Author:zin
日々まったりとゲームをしたり、イラストを描いたりしています。

カレンダー

06 ≪│2017/07│≫ 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

検索フォーム

カウンター

メールフォーム

何かありましたら、こちらから ご連絡お願いします。

名前:
メール:
件名:
本文: